△65角型相筋違い角・考察
4月15日の日記の補足を少々。第1図は初手から▲76歩△34歩▲22角成△同銀▲45角△52金右▲34角△65角▲56角△76角▲88飛△54角と進んだ局面です。
この戦型ではできれば▲39玉型の美濃囲いに囲って戦いたいのですが,第1図で▲38銀は後手が左銀をどんどん進出してくる指し方があるため成立しないと思っていました。38金から玉を囲うのも悪くはないのですが手数がかかるため相手より玉を早く囲って速攻をしかけるのができないのが不満なところです。
そこで,第1図から▲38銀は本当に成立しないのかどうかを考えてみました。
第1図は△54角まで
第1図より▲38銀△32金▲66歩△33銀▲68銀△44銀▲67角(第2図)。
第2図の後,△36歩▲同歩△45銀から27の地点を狙われるのが厳しいので第1図から▲38銀は成立しないと思っていました。
第2図は▲67角まで
第2図からの指し手その1
△36歩▲39金!△37歩成▲同銀△27角成▲36歩△38歩▲49金(第3図)。
△36歩に▲39金と踏ん張ってどうでしょうか。第3図まで進めば次の▲28歩が楽しみなので先手もやれそうです。
第3図は▲49金まで
第2図からの指し手その2
△35銀▲39金!△36歩▲28金(第4図)。
先に△35銀と圧力をかけてくる手に対してはやはり▲39金から27の地点を受けてみます。第4図は金銀が愚形ですが後手の左銀を繰り出しての攻めも好形ではないので速攻さえ受け止めてしまえば形を直すことはできそうです。
第4図は▲28金まで
第2図からの指し手その3
△24歩▲77銀△25歩▲39金△35銀▲76角(第5図)。
第5図は▲76角まで
3番目は2筋を狙ってくる指し方。場合によっては△64歩〜△63金〜△33金〜△22飛と集中砲火してくる狙いもあるため玉を28に囲うことはできません。第5図は角交換を誘って2筋攻めを緩和しようとしたところですが,ここからもいろいろな変化が考えられそうです。先手はやや苦しい受け方をしていますがここさえ耐えれば互角には戦えそうです。
結論としては,
「▲38銀と上がる手に対して後手が△44銀まで上がってきた場合先手玉は28に囲うことは無理。ただし,後手の速攻を凌いでしまえば先手も楽しみが出てくる。」
といったところです。後手が速攻を仕掛けて来ない場合に美濃囲いにできるメリットは大きいと考えていますので▲38銀が不成立かどうかは個人的にかなり大きな問題であります。
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