いつか主流になる日まで…
気持ちの良い手筋が決まる
2017年05月07日 (日) | 編集 |
 昨日の日記の流れではないですが、今日もネット将棋を少しやってまして、久々に筋違い角で超気持ちの良い手がでたので御紹介を。△85角型筋違い角でお互いの角を殺し合う展開になりました。局面自体は前からの研究範囲で、21手目に角を取り合ったところでは、後手の歩が上擦りすぎてまとめられないため先手が良いと思っています。
 今日のハイライトは先手が▲54馬と21の桂取りを狙った手に対して後手が△32金と41の金を上がって受けた30手目の下図の局面。ここで▲62歩!が超気持ちの良い一手。手筋本などではよく目にしますが、実戦ではなかなか現れない筋なので気分が良かったです。同じようでも▲72歩は△同飛であまりでかしておらず、改めて▲62歩と打つ羽目になってしまいます。

 △32金とした局面では△31金と寄る位ですが、▲64馬がまた金取りになってこれも後手としては辛いところと思います。
読書感想文(3月のライオン)
2017年05月07日 (日) | 編集 |
 大型連休のうちの5月3日以降の5連休も間もなく終わろうとしています。
 いろいろ勉強もしようかと思っていましたが、気の向くままに本を読んだり将棋をしたり、ネットで時間をつぶしたりと、4月以降に職場が変わってから溜まっていた疲れをリフレッシュすることができました。

 そして、以前に3月のライオン前編の映画を観た感想を書いたときに「原作を貸してくれる人がいれば読みたい」的なことをつぶやいたところ、実際に貸してくれた(それも10冊以上も)奇特な方がいたので、この連休で読んでいます。
 将棋、努力、勝利、友情、挫折、家族、恋愛、グルメ、少女趣味・・・といった辺りがこの作品の構成要素なのだろうと思いますが、作者がこの作品を描くためにかけている情熱と労力が伝わってきて非常に感銘を受けました。以下、感想をつらつらと。
・ネームに費やしている時間が半端ないんだろうと思います。将棋の展開を図面を使って序中盤ずっと追っていけば、描くのは楽なのだと思いますが、それをせず、1話に色々詰め込んだうえで完結させるのは相当な力量だと思います。
・将棋の対局のストーリーは簡潔明瞭。所々で私のような将棋好きを満足させるような局面&手の解説を入れつつ、基本は1話で一局を終わらせることにより将棋を知らない読者を置いていかない配慮がされている。
・宗谷名人でも3割は負けることを明示し,絶対王者でありつつ非現実的な感じを出していないのが良い。
・将棋で強くなるための努力がかくも苦しいものなのか、ということを鮮明に描いている。将棋は強くなればなるほど苦しいゲーム。私も全盛期は全国大会出場レベルまで行きましたが、これで十分と思ってしまえば楽しいゲーム。まだまだ上に行きたいと思えばホントに苦しいゲーム。プロレベルまで行っても苦しみに終わりはなく、その辺りがよく描かれています。
・主人公が色々な人と触れ合って人間的に成長していく様が見どころの1つと思いますが、私が特に共感したのは、高橋君とのやりとりで「逃げたりサボったりしたことが自分の記憶にあると、いざという時に自分を信じられなくなる」というくだりです。「自分に勝つ」=「勝負所で自分の選択を信じることができる」=「勝負の前にやり残しがないと信じられるだけの努力をしておく」というのが、勝つ(成果をあげる)ために重要なことだと常々考えているのですが、この1シーンや、ひいては作者の創作姿勢にもそのようなものを感じました。
・読んでいると将棋を指したくなりました。この連休で将棋クエストで山のように将棋を指しましたが、指したことのない横歩取りを出鱈目に指して、それでもたまに大技がかかって勝つことがあって楽しいです。上に書いていることと矛盾しますが、分からないなりに苦労して考えて、少しづづ強くなれる将棋は楽しいゲームだと改めて思いました。

 私自身、結構保守的な性格でして、何かきっかけがないと、なかなか新しい漫画を読み始めるということをしないので、今回は映画化をきっかけにこの作品に出会えて良かったと思います。まだ映画の後編を観ていないので、また観にいきたいと思います。
ニコニコ超会議2017振り返り
2017年04月30日 (日) | 編集 |
 この連休で、一度行ってみたいと思っていたニコニコ超会議に行ってきたので簡単に振り返っておきます。
 29日の土曜日に関西から向かって、海浜幕張の駅に13時30分ごろに到着。幕張メッセに向かう道中で、この2日間のクライマックスはいきなり訪れました。左前方からこちらの方向に(駅の方向に)向かう人の中にただならぬ気配を感じてそちらを見ると、なんと羽生三冠でした!土曜日の午前中に加藤先生とのイベントでニコニコ超会議に出演されるのは知っていたのですが、時間帯的に観れないし仕方ないなーと思っていたのですが、こんな形でご本人を見ることができて興奮でした。羽生先生はニコニコに出て疲れたのか、又は日差しが眩しかったのか、やや疲れた風の表情でしたが,さすがの存在感でしたね。
 超会議とは、幕張メッセ国際展示場の11のホールで各ジャンルごとにブースやイベント会場があって、パフォーマンスやイベント、展示などを行う大きなお祭りでした。歌、踊り、演奏、コスプレ、ゲームといった辺りは若者中心の文化祭的な感じですし、企業や政党、自衛隊なども出展していて、普段はなかなか観られないものが観れてとても楽しかったです。
 中でも,2日目の12時30分ごろに「超演奏してみた」で観たマーティ・フリードマンの演奏は迫力があって良かったです。初めて拝見したのですが、著名なアーティストとのことで、タイミングよく3曲とも聴くことができて幸運でした。
 また、来年も行く・・・かどうかは分かりませんが、少なくとも今年は大満足でした。楽しかったです。


 ニコニコ超会議の大看板。まあ、ここで一枚写真を撮りたくなりますね。

 ゲームのコーナーの任天堂のNintendo Switchのゲーム「ARMS」の試技をやってきました。キャラクターと腕に装着する武器を選んだうえで、パンチ、ジャンプ、移動,ガード、ラッシュなどを両手に握り込んだコントローラーで行う対戦型格闘ゲームで、面白いとは思うのですが、運動神経の鈍さからか対戦ではボロ負けしました。

 陸上自衛隊の戦車の実物。

JALの飛行機の機首の部分。中にはファーストクラスの客席が再現してあり、そちらも見てきました。

 場所が変わって、こちらは成田山新勝寺に至る参道沿いのセブンイレブン。私の活動範囲の某古都も広告物の規制は厳しいですが、セブンイレブンの看板が茶色一色とは気合が入っています。ただ、右側にちらっと見えている通り、店自体の外装の色は例の3色で、どうせならこちらも茶色に統一すればいいのに、と思いました。

 新勝寺境内でもいくらか写真を撮りましたが、こちらはたまたま誰も映り込まないタイミングで撮ることができた三重塔。国の重要文化財とのことで、赤系の色合いに気品を感じます。
藤井四段-羽生三冠を観て
2017年04月23日 (日) | 編集 |
 先ほどまでAbemaTVで藤井四段-羽生三冠戦を観ていましたが、藤井四段が緩みない指し回しで快勝でした。
 角換わりの▲45桂跳ね型で激しい展開となりましたが,金と角桂の交換で駒損した先手側が息の長い展開に持ち込んでバランスが取れているというのは、これまでの将棋の常識にはなかったのではないかと思います。
 それにしても藤井四段の将棋は14歳にしてすでに完成されていて凄いと思いました。プロ初年度から,既にトップ争いの一角になっていくのではないか、という希望を将棋ファンに対して与えてくれる内容でした。
浅田真央さん現役引退と自分的振り返り
2017年04月11日 (火) | 編集 |
 浅田真央さんが現役引退を発表しました。

 松井秀喜さんの時もそうでしたが、デビューの時から応援してきた選手が引退するというのは殊更寂しいものです。
 浅田さんの場合、単に選手として優秀な成績を残したというだけでなく、フィギュアスケートの魅力を体現し、私を含めこれまであまり関心がなかった多くの人をスケート観戦好きにしたという意味で、スーパースターだったと思います。
 また、リンク外における言動においても、謙虚で、決して他人を悪く言わない、言い訳をしない態度は敬意をもって見ていました。まあ、昨今、高得点を取るためにはジャッジやマスコミその他のお偉いさん方達に色々とアピールした方が得策なんでしょうけども、そういう方向でなく、あくまでリンク上で真摯にスケートに挑み続けたからこそ、多くの人が我が事のように心配し、応援をするようになったのだと思います。

 これまで数え切れないほどスケート観戦・鑑賞に足を運びましたが、現場で観た中で印象に残った演技を書き連ねてみます。
・ 2008-2009シーズン NHK杯(代々木)の仮面舞踏会(フリー)
 6分間練習でもトリプルアクセル降りまくりで凄いと思っていたら、本番でも2回成功で重ねてビックリ。これまで何度か書いていますが、現地で観た演技ではこれが一番衝撃的でした。
・ 2009-2010シーズン 全日本(なみはや)の鐘(フリー)
 浅田さんが選手としての総合力が一番高かったと思われるこのシーズンの全日本が大阪開催だったのは幸運でした。荘厳な音楽に負けないジャンプ、スピン、ステップの連続技に熱狂しました。
・ 2007-2008シーズン ジャパンオープン(さいたま)の幻想即興曲(フリー)
 世界選手権フリー冒頭での転倒から逆転優勝したシーズンの締めくくりの演技。初めてトリプルアクセル成功を肉眼で見て、すごく興奮したのを覚えています。このシーズンくらいからステップでの演技が非常に凝ったものになり、この演技でのキャッチフットツイズルを含むステップは全ての中でも好きな演技の1つです。

 まだまだありますが、あまり書いても長くなるのでこれ位にしておきます。フィギュアスケート観戦は決して安価な趣味ではありませんでしたが、リアルタイムで現場であの熱狂を味わえたことは、自分にとって大事な思い出となっています。そして、今の時代が良いのは、動画サイトでその時の動画を見直すことが可能なので、いつまでもその思い出が色あせないことですね。

 将棋の場合、後世に残って評価を受けるのは棋譜であり、棋士は棋譜の品質にこだわりますが、スケーターの場合、それは1つ1つの演技の記録(映像)ではないかと思います。動画サイトには、浅田さんがこれまでの現役生活の中で、大会とアイスショーをで披露した非常に数多くの演技が残っています。これだけ数多くの演技を残せたことこそが功績であり、また、それは今後何十年経ったとしても超一流の演技として評価されることは間違いないでしょう。

 ともあれ、長い間、いいものを観させていただきました。今後の去就についてはまだ明らかにされていないようですが、得点を競うストレスからは開放されて、プロスケーターとしてまた良い演技を魅せてもらえれば幸いです。さしあたり、The Iceはずっと続けてほしいです。

 久しぶりにスケートで長文を書いてしまいました。こんな暑苦しい文章を書くことも今後あまりないんだろうなーと思います。