女流棋界では、前にも日記で触れたポーランド人のカロリーナさんが女流王座戦の予選に参加し、見事プロから1勝を挙げました。棋譜を見た感じは終盤型で、序中盤が洗練されれば24でのアマ4段クラスまではすぐ行けるのではと思いました。
今日の将棋は前回の将棋に味をしめてまた後手番筋違い角に。後手番筋違い角は、前回コメントをいただいたように飛車先を伸ばしてくる急戦策でも苦しいですが、お好きにどうぞと持久戦にされても一手の違いが大きく苦労することが多いです。
本局は相穴熊となり、飛車先を制圧するものの先に金をはがされて食いつかれ、受けきるチャンスを逃してそのまま攻めきられるという自分らしい弱い内容でした。秒読みで受けに回るのはやはり大変ですね。
ゴチャゴチャ指しているうちに久しぶりに五段に復帰するところまで戻りましたので、棋譜のアップの頻度を増やしていけるように頑張りたいです。
本日は母の日ということで、京都コンサートホールまでバイオリンコンサートを聴きに行ってきました。カノン、愛の夢、ラ・カンパネラ、アヴェ・マリア、ツィゴイネルワイゼンパイレーツオブカリビアン、チャルダッシュ等々自分にとってなじみのある曲目で十分に楽しむことができました。今後もクラシックコンサートで面白そうなのがあったら行ってみようと思います。
最近は点数が下落気味であまりUPする棋譜もないのですが、先日2400点代の方から挑戦があったので後手番ながら筋違い角にした一局を紹介します。後手番筋違い角の理想的な考え方として、相手側が一手多く指してくる飛車先の一手をとがめられれば一番良いわけでして、本譜はそれがうまく行った形(ややハメ手っぽいですが)で、こちらだけ飛車先を軽くすることに成功しました。
今回は珍しく美濃囲いにしたのですが、案の定コビンからゴリゴリ攻められて寒い形に。玉が空中で踏ん張って攻め合うと言う自分らしくない展開を頑張ってなんとか勝たしてもらうことができました。
いやあ,最近はすっかりネタにするような内容がなくてご無沙汰していましたが,今日から名人戦第3局ということで少しだけ感想を。
戦型は後手の羽生挑戦者の急戦矢倉。この戦型も一時は先手が手を焼いていたイメージだったのになぜ指されなくなったのか不思議に思っていたので棋譜コメントの変化も合わせて勉強になります。
展開自体は相手の無理気味の攻めを余しに行く森内名人得意のパターン。先手勝ちの流れが続くと予想します。
それと目を引いたのは羽生さんの昼食のメニュー(石焼ビビンパ)でした。以前は確かピザを注文されていましたし,某掲示板で棋士の食事を熱心に語るマニアならずとも,羽生さんは明日は何を食べるんだろうと興味を引きますね。
やや古いですが、プロ棋戦の感想を。
・名人戦第1局は相矢倉▲46銀戦法の△85歩型。矢倉は玉へ向かう攻めと上部開拓という2つの評価軸があり、場面場面でどちらの比重が高まるか違ってくるのが難しい、というのが自分の認識でしたが、この一局を見ていると上部に逃げ出すのはなかなか難しいものだなぁと思いました。
・マイナビ女子オープン第2局は三手目▲56歩から馬を作らせる力戦形。一局目の序盤作戦といい、長谷川さんには参謀が後ろに控えているのかな、と思わせます。形勢としては△84歩と対抗した手に違和感があり先手が作戦勝ちだったはずですが、先手が小ミスを繰り返しての力負け。この2局を見ている限り、長谷川さんはまだタイトル戦で将棋を指すレベルには至っていない感じがします。
・録画してずっと見ていなかったNHK杯女流棋士決定戦の甲斐-上田戦を観ました。先手ゴキゲン中飛車対居飛車穴熊という戦型。△64歩という手は手堅いのですが四間飛車に振りなおされてみると、通常の四間飛車対居飛車穴熊と比べてかなり振り飛車側が得な形に。これなら振り飛車がやる気がしそうで、甲斐さんの快勝譜でした。余談ですが、なぜNHKは聞き手に一般の方を使ったのか疑問で、解説の合間の相槌が非常に気になりました。正月番組の時も思うことですが、司会進行、解説、聞き手は全てプロ(アナウンサー、棋士)を使うのが本筋と考えます。
さて、今日の将棋は△53歩△54銀型の持久戦で、穴熊に引っ込む前に△74歩から仕掛けてこられました。7筋で好きにやらせて飛車が狭くなった瞬間に強襲して良し、と思ったらその後先手の飛車がいじめられる形となりいい勝負に。反撃されてから気が付いたのですが、前にも一度まったく同じ展開になったことがありました。
うまく自陣が延命できて後手玉に迫りきった、と思ったところで見落としがあってヒヤリとしましたがなんとか踏ん張って寄せきることができました。
土曜日の大会で安用寺六段に教わった指導対局を振り返っておきます。
安用寺六段に教わった指導対局といえば、忘れもしない、東本願寺の名人戦大盤解説会での
指導対局の一局が今でも頭に浮かびます(見ていない方はぜひそちらの将棋を先にご覧ください)。あの将棋はもう3年近くも前になるんですな・・・。その当時からすれば自分なりには筋違い角の序盤スキルを上げたはず、それを試すためにも力を出し切ることを目標に臨みました。
やはり完敗なのは当然としても、本局は序盤でなんとか互角に立ち回れたので納得でした。
感想戦は時間の都合で短時間しかできなかったのですが、安用寺先生が「
この前の将棋では(自玉のあたりを指差して)こちらが銀二枚並べた将棋でしたね。本局はそちらが45の位を取らせて穴熊にされたので別の将棋になりました」とおっしゃったのには本当にびっくりしました。いくら変わった戦型とはいえ、3年以上前に多面指しで指した将棋の内容を覚えているとか、プロの先生の記憶力は信じられない凄さです。
その他感想を簡単に挙げますと、
・42手目の局面で「しゃ~ないな~」とおっしゃりながら△64歩を突かせたのは序盤の駆け引きで一本取ったような気がしてうれしかったです。
・42手目に△64歩を突いてくれば(85角の利きが41に通るため)▲85歩からの仕掛けを狙い、△64歩を突いてこなければ角頭が安心なので▲68銀と引くという構想だったこと等を「理屈にかなった指し方ですね」と褒めていただいたのがうれしかったです。
・60手目は△65桂の筋ばかり考えていて逆に跳ねてくるのをうっかりしました。これで先手の飛車の捌きが難しくなり、難局になったと思います。
・82手目の31金打はさすがに手厚い手。素人目には攻められてから△31歩の底歩で受ければと思ってしまうところで、第一感でこういう手が指せるようになりたいものです。
次に教わるときは終盤まで互角で引っ張れるように頑張りたいものです。